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旧世紀エヴァンゲリオンとは

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1995年当時放送されていたアニメのタイトルが「新世紀エヴァンゲリオン」です。
「旧世紀エヴァンゲリオン」は、恐らく2007年から続いている「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」と区別するためにそう呼んでいるのでしょう。
一般的にはTV版(当時放映された劇場版を含む)を「旧劇」と言い、(劇場版だけを特に指す場合もある)今映画としてあるのが「新劇」と呼ばれています。



人類の脅威 『使徒』

第3新東京市を目指してやってくる謎の脅威『使徒』。まずエヴァという物語はこの使徒が登場するところから始まります。

TVアニメ版・貞本版エヴァでの使徒は、“人類とは別の可能性”と説明されています。地球上に生命体が誕生するはるか昔、ある出来事が起こりました。それは、我々のよく知る月が地球に衝突した“ファーストインパクト(ジャイアントインパクト)”です。この時、月に付いていた“黒き月”とよばれるる“リリスの卵”が地球に落ちてしまいました。このリリスの卵から生まれたのが我々人類を含む現在地球に繁栄している生物たちです。ところが実は、もともと地球には別の卵があったのです。それは“白き月”とよばれる“アダムの卵”。本来はこのアダムの末裔たちが地球を支配するはずが、あとから勝手に地球に降り立ったリリスの末裔である我々人類(リリン)が先に繁栄してしまいました。

なぜアダムの卵よりもリリスの卵のほうが先に孵化してしまったのか、理由は劇中では明らかにされていませんが、とにかく使徒が人類を襲ってくるのは当然のことで、地球という星をかけた生存競争なのです。使徒たちは、ジオフロントにいるリリスへ接触しサードインパクトを起こし、ほかの生物を消滅させようとしていたわけですね。生命の源が違えど、われわれ人類もリリン(渚カヲル曰く)という使徒ということになります。TVアニメ版では18番目・貞本版では13番目の使徒が人類です。

汎用人型決戦兵器 人造人間『エヴァンゲリオン』

人類が使徒へ唯一対抗できる人型兵器エヴァンゲリオン。実はこれは、南極でセカンドインパクトを引き起こしたアダムをコピーしたものです。人類はずうずうしく繁栄しただけでなく、使徒を手ごまにしてしまいました。渚カヲルがEVA弐号機に対して、「アダムの分身、リリンのしもべ」と言っています。なぜアダム側が白(き月)で、リリス側(人類側)が黒(き月)なのか、つねに地球の支配者は自分たちだと思い込んでいる人類を見ているとなんとなく分かるような気がします。

ちなみにEVA初号機だけは、リリスがベースとなっているようです。ゼーレが、“唯一、リリスの分身たるエヴァ初号機”と発言しています。

母の魂

エヴァには、必ず各パイロットの母親の魂が込められています。エヴァのパイロットに選出されたシンジやアスカ達は、全員母親が死んでしまっています。実は、シンジ達のクラスメート全員が“パイロット候補”なんですね。だから、ヒカリやケンスケがエヴァのパイロットになっている世界があったとしても何らおかしいことではないんです。実際に、派生漫画などではパイロットになったりもしてますしね。


A.T.フィールド

物語が始まったばかりの時点でのA.T.フィールドは、使徒やエヴァのバリアのようなイメージで説明されていますが、実は物語の重要なキーワードのひとつと言っても過言ではありません。劇中ラストのほうでは、A.T.フィールドとは“心の壁”と説明されます。

人類は、絶えず昔から戦争やテロなど、数え切れない争いをしてきました。現在も世界のどこかでは争いが起きています。これは、人と人とが理解し合えないことに原因があります。他人と1から100すべてのことを理解しあえる人などこの世にいません。理解し合えていると思っていても、実はそれは理解してるつもりになってるだけか、もしくはどちらかが妥協してるだけなのですね。この心の壁がA.T.フィールドなのです。

このことから、エヴァからパイロットがいなくなるとA.T.フィールドが消えてしまう理由も自ずとわかりますね。


人類補完計画

ゼーレやゲンドウがやろうとしている行き詰った人類のための計画。

まずゼーレがやろうとしていたものがどんな計画なのか。A.T.フィールドのところでも説明しましたが、人類は“心の壁”のせいで絶えず争いを続けてきました。そんな人類が唯一分かり合えるようになる方法は、心の壁を消し去ってすべてがひとつになること。旧劇場版ではエヴァ量産機によってアンチA.T.フィールドが展開され、すべての生物の心の壁がなくなり、最後はひとつに融合してしまいましたね。こうして、“みんな一つになって分かり合おう”というのがゼーレの計画。

ゲンドウのほうの計画はというと、“進化をやめる”というゼーレの計画とは真逆な、“さらに進化してしまおう”というものです。そのためゲンドウは、アダムとリリスの禁断の融合をはたし、神と等しき存在になってしまおうとしていました。ただ、リリスの魂が宿る綾波レイがそれを拒否したため、結局ゲンドウの計画は失敗となりました。



①TV版

1995年10月4日~1996年3月27日までテレビ東京で放送された。

全26話。




②旧劇場版(Air)


1997年7月19日にTV版の完結編として制作され、「まごころを君に」と同時上映された旧劇場版前半。



③旧劇場版(まごころを君に)


「Air」と同時上映された旧劇場版後半。これで「新世紀エヴァンゲリオン」は完結となる。



惣流・アスカ・ラングレー

本作品のヒロインの1人。ドイツ3/4、日本1/4の血を持つクォーター(混血児)。髪色は金。二人目の適格者=セカンドチルドレン。国籍はアメリカ。活発明朗だが、勝気な性格で自尊心が高く、エース・パイロットとしての能力を誇示して生きてきた。一人称は基本的に「あたし」。二人称は通常は「あんた」でアニメ版の一部で「あなた」を使う。口癖は「あんたバカぁ?」。4歳の時にエヴァンゲリオン操縦の二番目の適格者として選出され、以降、セカンドチルドレンとして英才教育を受けたエリートである。14歳にして大学を卒業。EVA弐号機とのコンタクトはドイツ語を基準にしているが、日本語も流暢に話すことができる。

惣流・アスカ・ラングレーの母親は惣流・キョウコ・ツェッペリン。父親はキョウコの死後、再婚している。式波・アスカ・ラングレーの母親の名前は不明。

終盤には複雑な生い立ちと、内包していた脆さから、悲惨な運命をたどる。



自信にあふれていてプライドが高く、非常に高飛車であり傲慢かつ自己中心的な性格。ただし社交性は他のパイロットと比較して高い。

EVAシンクロ用のインターフェイスヘッドセットを髪留めとして常に着用するほど、EVAパイロットの適格者、チルドレンであることに拘りを持つ。碇シンジにシンクロ率を追い抜かれてしまったことが引き金となり、次第に自信を失っていき、使徒に敗北することで自分の存在理由を見失う。初号機の凍結中に起こった第15使徒アラエルとの戦闘で、使徒の攻撃によって精神的侵食を受け、封印していた自分の辛い過去を曝し出されて精神に強いダメージを負ってしまう。その時の対応から、ネルフが自分の価値をレイより軽視していると感じ、自己を見失う。EVAとのシンクロ率は2桁を切るという状態になり、弐号機の起動すら不可能になる。さらに思いを寄せる加持の死を知り心の拠り所を失った彼女は、生きていく理由や自身の存在価値さえも見失い、完全に精神崩壊を起こし物言わずベッドに横たわるだけの廃人と化した。

母親は、EVA接触実験の失敗による後遺症で精神を病んだことで、人形を実の娘であると思い込み、自分を全く見てくれなくなった。その母親を自分に振り向かせようと努力を重ねていたが、弐号機のパイロットに選ばれたその日に母親は自殺した。その深いトラウマにより、「もう泣かない」「誰にも負けられない」と決意したことで、転じて、周りから必要とされる価値ある自分でいなければならない、という一種の強迫観念を根底に持ち、脆さと紙一重の強さを兼ね備えた人格に。結果的に、物語の後半(主に第拾九話以降)でその強迫観念で自分自身を苦しめてしまうことになる。

宮村優子はアスカについて「今で言うところのツンデレ。異性として気になるのはシンジだけど、なかなかそれを表に出すことが出来ない」と評している。


碇シンジ


本作品の主人公。父ゲンドウ・母ユイの息子として生まれる。エヴァンゲリオン初号機のパイロット(3人目の適格者=サードチルドレン)。一人称は僕。エヴァンゲリオン(EVA)とのシンクロには天才的な才能を見せる。

キャラクターデザインを担当した貞本義行によると、デザインは『ふしぎの海のナディア』のナディアと基本的に同じである。



2004年に行われた初号機の起動実験において目の前で母を失い、その後まもなく父により「先生」と呼ばれる人物の元に預けられる。そして作中舞台となる2015年、突如、父により、NERV本部がある第3新東京市に呼ばれて初号機の専属パイロットに命じられる。上司である葛城ミサトと同居生活することになり、EVAのパイロットとして使徒殲滅の任務に就くかたわら、同市内の市立第壱中学校に通うことになる。

度重なる使徒との戦い、父との確執、ミサトをはじめ、同パイロットである綾波レイや惣流・アスカ・ラングレー、そして友人となる鈴原トウジや相田ケンスケとの出会い・交流の中で、シンジは苦悩・葛藤し、傷つきながらも少しずつ成長していき、自分の存在意義を求めていく。

しかし、次第に状況は過酷なものとなり、度重なる悲劇からシンジは精神的に疲弊していく。そんな中、渚カヲルを自らの手で殺したことで心を完全に閉ざし、ゼーレによりその不安定な精神を人類補完計画発動の依り代とされてしまう。リリスと融合したレイの意思により全ての決定権を委ねられ、一度は他者の存在しない裏切りや傷つきのない世界を望むが、最終的には「もう一度皆に会いたい」という想いから、補完計画を破綻させた。また、TV版では自己の存在を肯定することで補完を破綻させた。


幼少時に母親を亡くし、父親に捨てられたことから家族の絆や愛情というものを知らず、それがトラウマになっていることから、自分の存在価値に疑問を抱き、極めてナイーブで内向的な性格をしている。自分の居場所を周囲に求めながらも、痛みを恐れるあまり互いの傷つかない距離を保とうとし、その結果、表面的な付き合いをする傾向にある。

父親を苦手とし反発する一方で、内心では分かり合いたい、愛されたいという屈折した感情を抱いており、EVAに乗る理由も「父親に認められたいから」というもの。「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせるセリフは、強迫観念を表すだけでなく、監督の庵野秀明自身の制作当時の心境を映したものでもある。

他人とのコミュニケーションが苦手とされているが、ゲンドウ以外の人物に対しては極端に苦手という描写はなく、比較的そつなく会話をこなし、ごく普通の中学生らしい様子を見せ、次第に感情を表に出すようになる。また切羽詰った状況下では考えるよりも行動するタイプで、対使徒戦では勇敢な姿勢や表情をみせることもある。また、控えめな性格で、優柔不断で状況に流されやすい性格と捉えられることが多いが、庵野の考えでは「自分が決めたら、梃子でも動かないような、頑なで他人を気にしない性格」だという。

「エヴァンゲリオンとは何か」「使徒はなぜ襲ってくるのか」「自分は何のためにここにいるのか」「父は自分のことをどう思っているのか」「なぜ自分が戦わなければならないのか」など、様々な悩みや苦しみを抱きながら苦悩する姿は、従来のヒーロー像からは大きく異なる(アンチヒーロー参照)。



綾波レイ


色白で青髪と赤い瞳を持つ細身の少女。エヴァンゲリオン零号機のパイロット(1人目の適格者=ファーストチルドレン)。EVA零号機の起動実験の事故により重傷を負い、初登場時は包帯姿で登場する。過去の経歴は全て抹消済みであり、本作におけるヒロイン(の一人)および最大のキーパーソンとして重大な役割を果たす。



ほとんど感情を表に出さず、寡黙で常に無表情だが、庵野秀明曰く「感情の表現の仕方を知らないだけ」である。当初はゲンドウにのみ心を開いていたが、碇シンジと出会ったことで彼とも絆を深めていき、次第に様々な感情を見せ、自我といえるものが芽生えていく。

ペシミズムとも違う存在の希薄さを持ち、「エヴァに乗ることが全てで、他には何もない」と言い切り、どんな危険な任務であっても自らの命を顧みることなく毅然とこなす。エヴァに乗ることは他者との繋がりを持つ唯一の手段であると考え、それにより築かれる他者との「絆」を大切にし、自身の存在理由を見出そうとしている。


古い集合団地(『新劇場版:序』では「第3新東京市市営住宅第22番建設職員用団地6号棟」)の402号室に独り住まい。部屋は打放しコンクリート柄の壁紙が貼られた殺風景なもの。カーテンは昼間から閉め切られ、僅かに光が差し込む程度になっている。自室には生活用品も家電製品も必要最低限のものしか置かれておらず、装飾品や調度品の類は一切存在していない。唯一、零号機の起動実験時に割れてしまったゲンドウのメガネを所持・保管している。私服なども着用している場面はなく、多くの場合、学校の制服で活動していた。

肉が嫌いであり、一度ラーメンを食べに行った際には、ニンニクラーメンチャーシュー抜きを注文していた。自身が趣味として認識しているかは不明だが、ドイツ語で書かれた遺伝子工学の原書を読んでるなど、読書をしている姿が度々描かれている。

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